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2009年11月 アーカイブ

2009年11月02日

ティンクチャーの特徴

金属色のティンクチャーにはアージェントとオーアの2色がある。アージェントは銀色を表し、オーアは金色を表すが、そ

れぞれ白色と黄色で置き換え可能である。白あるいは黄を用いた場合であっても、それらの色は金属色と認識される。金属

色は、原色に対して明るい色と定義され、しばしば「ライト・ティンクチャー (Light Tincture) 」と呼ばれる。

図の右半分はペトラサンクタの方法と呼ばれる方法でそれぞれのティンクチャーを表現した場合の模様である。中世ではエ

ングレービングのような白黒ですべてを表現する古典的な印刷方法しかなかったため、印刷物の中で紋章を描こうとした場

合には、色を使わずに白黒だけで表現しなければならなかった。そのための様々な方法が考案され、その中でもっとも広く

用いられている方法がペトラサンクタの方法と呼ばれる方式である。


自然色は英語ではプロパー (proper) と呼ばれ、上記のいずれのティンクチャーにも当てはまらない色に対して用いられる

。本来は、「自然界に存在する色」という意味で、例えば人間の肌色がその代表例である。他にも植物のチャージを描く際

に用いられる黄色(花のおしべやめしべに当たる部分の色)や緑色(葉の色)などの色はティンクチャーに属するが、チャ

ージの一部の色を自然界の色としたい場合にはあえてオーアやヴァートとは記述せずに自然色と記述することがある。

原色のティンクチャーにはアジュール、ギュールズ、パーピュア、ヴァート及びセーブルの5色がある。アジュールは青色

、ギュールズは赤色、パーピュアは紫色、ヴァートは緑色、セーブルは黒色を表す。原色は、金属色に対して暗い色と定義

され、しばしば「ダーク・ティンクチャー (Dark Tincture) 」と呼ばれる。

この中で、パーピュアは青でも赤でもないはっきりしない色としてあまり好まれず、比較的紋章の中で用いられる頻度が低

い。また、セーブルは中央ヨーロッパでは原色のティンクチャーとして扱われておらず、他の原色のティンクチャーの隣り

に配置しても問題ないとされていた。

図の右半分はペトラサンクタの方法による表現である。セーブルは黒であるので、白黒の印刷物でもそのまま黒で表現でき

そうであるが、エングレービングなどは真っ黒に塗りつぶすのに非常に手間がかかったため、十字に交差する平行線で表現

される。印刷技術が進んでくると、その色のとおりに真っ黒に塗りつぶされることもあった。


『ウィキペディア(Wikipedia)』引用

中世ヨーロッパにおける紋章はどこの誰だかよく分かるようにこのような紋章を作ったようです。

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